あけましておめでとうございます。
今年はどのような一年になるのかと思いを巡らせつつ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
元日と二日は初詣に出かけ、お節やご馳走をいただき、子どもたちと地元の公園で野球をしたりと、のんびりとした時間を過ごしました。
三日目、箱根駅伝を見終えた頃から、そろそろ建築に浸かりたくなってきます。
大晦日から始めたジョギングも四日目。どこかで足を挫いたのか、左足に痛みが出てきました。慣れないことはするものではないと思いながらも、脚を引きずりつつ建築訪問へ向かいます。
昨年から再訪したいと思っていた、谷口吉生さんの建築「京都国立博物館 平成知新館」へ、久しぶりに足を運びました。
入館して案内図を眺めていると、敷地内の東の外れに茶室「堪庵」があることに気づきます。これまで何度も訪れていながら、その存在に気づいたのは初めてのことでした。
「堪庵(たんあん)」は、江戸初期の公家文化の伝統を受け継ぐ数寄屋造りの建物です。小さなスケール感、ゆったりとした半屋外の空間、そして抑えられた素材の色調に、すっかり魅了されてしまいました。今年最初の建築巡礼にふさわしい出会いです。
そして、お目当ての「平成知新館」へ。
これ見よがしではなく、静かに、しかし丁寧にデザインされた建築に、改めて感動を覚えます。空間は階から階へと滑らかにつながり、ダイナミックでありながら動線は驚くほどシンプル。その構成の美しさに、あらためて心を打たれました。
建築そのものの素晴らしさはもちろん、尾形光琳の百人一首かるたや、干支にちなんだ「うまづくし」の展示、さらには常設展示まで内容も充実しており、心から満足のいく一日となりました。
その余韻のまま、近所の「KAFE工船」へカフェオレを飲みに立ち寄ると、振る舞い酒としてワインを一杯いただくことに。
今年も良い年になりそうだと、静かに感じさせてくれる、嬉しい一杯でした。




