Lighthouse hotel 1995~1997 ゴール
コロンボから車で3時間半、久しぶりの異国、車窓からぼんやり海岸沿いの村を眺めています。目的地は南端の港街ゴールです。幹線道路と海岸に挟まれた細長い敷地形状に、ライトハウスホテルはあり、車寄せから螺旋階段を上がると、ピロティー状の空間の先にインド洋が広がっています。写真で見ていた劇的な景色、中心にはテーブルを挟んで椅子が2脚。実際は、少し陽も傾き天候も下り坂、荒々しい岩場から見る海が少し寂しげな印象を与えます。しかしながら、ホテルの中を歩き回ると、印象的なたくさんの空間に出会います、個性的なそれぞれの空間は、次の空間へと繋がり、歩き回ることで建築が認識されていくような感覚です。
夕飯はお昼を食べすぎたこともあり、中庭と海に面したバーで頂くことになりました。次の朝は快晴、昨夜とは全く違い強い日差しの中で、建築に施された色彩が大変豊かで、影もまた建築の一部であるようにも感じられます。
このホテルの家具は、荒々しい岩場に呼応するように少し粗野なデザイン、六角形のテーブルは拡張していくので、すごく実用的です。
印象的な螺旋階段を降りて、車に乗り込み、バワの自邸No.11に向かいます。