2016-02-01
工事中の新しい工房
非常に興味があった、スタジオ・ムンバイの仕事。
雑誌(2014年の「住む」で紹介されています)を読み込み、
ある程度の知識を入れて、訪問したのですが、
現場から感じられたものは、また違ったものでした。
そこには、全く違う時間の流れがあり、目指すべき年数が一桁違うように
感じられます。1000年くらいの時の流れに耐えられるかのような
普遍性を感じられる現場です。
何度も模型、モックアップで確認し、現場でも納得のいくまで変更を
重ねて行く姿勢も、その目指すべき普遍性に向けてのものだと思えば、
非常に考えされられるものがあります。
現場に常駐しているスタジオ・ムンバイのスタッフの方々も、
現場でスケッチや図面を重ね職人さんたちと
一緒に恊働している姿は印象的でした。
プランはインドの伝統的な配置、中庭を中心とした構成です。
これは野生動物が多く、建物が人を守るという意味が大きいことから
この配置となっているようです。そして中心の工房を守るかのように他の
建物も配置されています。
その地にある材料を使って試行錯誤を繰り返し、この地域特有の
建築になっていく過程を見る事が出来ました