2015-06-29
初日は、横山さんの取材と撮影、そして厚かましくも宿泊させて
いただき、夜遅くまで貴重な話を聞かせていただきました。
2日目は金澤さんの工房へ、金澤さんは木工旋盤、椅子の座編み、ストーブ製作と
3つの顔を持つ職人さん。朝から夕方まで、3つの仕事をたっぷりと時間をかけて
取材されていました。
椅子の座編み作業を、近くで説明を受けながら見る事が出来たのですが、
その所作が流れるようで、修練を積んだ職人さんが見せる魅力を
肌で感じる事が出来ました。
その後は、近くの安曇野ちひろ美術館へ
建築の設計は、建築家 内藤廣氏。家具のデザインは中村好文氏、そして家具の製作を
横山さん、奥田さん、金澤さんが担当されています。
内藤さんの本の中でも、
「これがちひろの建物だと胸に落ちるものがあるとしたら、それはここに置かれた家具
たちが、建物との仲立ちをしてくれたことに負うところが多いと思います。」
と書かれています。
家具から建築そしてランドスケープとスケールが全く違うモノが、
うまく融合され、来館者の心を掴む空間を生み出していました。