白沙村荘 橋本関雪記念館

2026.01.04

1月4日

昨年末の仕事納めの頃から、ずっと気になっていたことがありました。手つかずのままになっていた、2025年のブログです。正月の静かな時間を使って、少しずつ時間を遡りながら更新を進め、ようやく2025年のプロジェクトストーリーをほぼまとめることができました。

独立してからというもの、建築や家具が形になっていく過程を、たくさんの職人さんの手仕事とともに写真に収め続けてきました。それを途中で止めてしまうと、自分の中でどこか落ち着かない、気持ちの悪い状態が続いてしまいます。今回それをきちんと整理できたことで、明日からは気持ちよく、2026年の仕事始めを迎えられそうです。

さて、その作業の前に、本日はまだ正月休みということもあり、事務所からほど近い「白沙村荘 橋本関雪記念館」へ足を運びました。

白沙村荘は、日本画家・橋本関雪が1914年から1945年にかけて造営を続けた庭園と建築で、画室や茶室、関雪の美術館が併設されています。なかでも、四阿・如舫亭(あずまや・にょほうてい)、茶室の憩寂庵(けいじゃくあん)、倚翠亭(いすいてい)は、その仕事の美しさに思わず感嘆してしまいます。

画家自身の設計による建築と庭園ですが、細部に目を凝らすたびに、ため息がこぼれるほどの美しさがあります。それは、関雪の美意識だけでなく、当時の優れた職人たちの確かな技によって支えられていることを、時代を超えて強く感じさせてくれます。

良い仕事に触れ、心を整え、いよいよ明日から2026年。建築と家具に、改めて邁進していきたいと感じる、良い冬休みの最終日となりました。 吉田隆人