2015-03-09
こちらは運天港より、フェリーで約1時間のところにある伊是名(いぜな)島の民家です。
車でフェリーに乗ったのは初めてで、どのような感じで乗船するのか全く分かりません。
前の車がどのようにするか興味津々で眺めていると、係員の前でくるっと車を回し
バックで係員にチケットを渡していました。同じようにしてチケットを渡し、
そのままバックでズルズルっとフェリーに乗船致しました。
面白い経験です。
本題の
銘苅家住宅は、上級氏族の住宅。気品が漂う建物です。
美しい石塀がつながり、屋敷に導いてくれます。
道路から、ひんぷんに向かって、右左に分かれて屋敷に入っていくのですが、
右と左にどのような違いがあるのか少し調べると、
一般的に男性は右側、女性は左側、実際には右側を使用するのはお盆のような特別な日、
身分の高い人に限るという風に書かれたものがありました。
この銘苅家住宅は、ひんぷんの右側には門がついております。
そして必然的にこの門から、客人を泊めた離れに繋がっています。
また左側は大きく広がり、素晴らしいアプローチを形成しているのが、
すごく好意的に感じられます
軒を低く抑えた美しいプロポーション、建物の背面はモダニズムの建築のような構成
で感動します。
細部までデザインされた美しい建築に出会えました。
収穫の多い民家でした。