2015-02-10
週末、谷口吉生氏設計の京都国立博物館(平成知新館)に行って来ました。
子供が小さいので、週末の外出は美術館・博物館より、
どうしても動物園・植物園になってしまいます。
日曜日は雨だったこともあり、朝から「今日は京都国立博物館に行こう。」と宣言し、
無事訪問となりました。
エントランスの建物は面で構成された、美しくかつスケールをかなり抑えた建物。
インターナショナルスタイルの建物のようです。
知新館がダイナミックな空間となっているので、こちらの建物がギリギリまで
スケールを抑えたのがよくわかります。
展示の内容は、彫刻(主に仏像)、書、染織、漆、絵巻、陶磁器など
見所一杯です。スキップフロアの構成となっているので、
普段見られない上方から仏像が眺められたりと、空間のつながりを
活かした展示が魅力的です。
また特別展として展示されていた、島根の鰐淵寺の名宝は、
素朴でとても親しみを感じられる仏像で、これらの為にもう一度行っても
いいかなというくらい目を奪われました。
建築の細部、素材の扱い、プロポーションやリズム、そして光りの取り入れ方など
ほんとに素晴らしく、マンハッタンのシーグラム・ビルディングのようなキリッと
空気が変わる建築でした。
エントランスの建物に非常に惹き込まれたので、併設されているカフェでゆっくりと
ランチを食べながら建物を堪能致しました。
写真は、カメラを忘れたので携帯電話で撮影。
もう一度、写真を撮りに行かねば。