金沢出張の帰り道、「金沢市玉川図書館」を見学してきました。1978年竣工、谷口吉郎氏と吉生氏の最初で最後の共作。吉生氏が41歳の時の作品ですが、
その後の作品と変わらない、考え抜かれた質の高い建築に感動します。
それほど大きな図書館では無いので、スケール感や煉瓦などの材質に親密感も感じられます。
谷口吉生氏の「私の履歴書」を再読しつつ、建築家の時代背景を感じながら再考しています。
それにしても、隣地のこども図書館や石川県立図書館を見学していると、石川県や金沢市の図書館の
充実ぶりには目を見張るものがあります。建築に携わるものとして、非常に考えさせられました。