閑谷学校

2018.10.18

2018-10-18

広島での新しいプロジェクトが、かなり面白そうな敷地だったので

設計スタッフ全員で現場調査に訪れました。

こちらは、また後日紹介させて頂きます。

 

さて、広島からの帰り、なかなか訪問することが出来なかった、

岡山の特別史跡、旧閑谷学校へ。

 

噂通りの素晴らしい建築とランドスケープ。

岡山藩主池田光政に意を受けた、家臣・津田永忠が約30年かけて

完成させた学校。

敷地を探し、その場所を読み解きながら

配置された建築に、本質的な居心地の良さを感じられました。

 

有名な石塀は、846mもあり300年以上経過した現在も、草一本

生えていないというから、この工事に対する徹底した意識を感じ

られずにはいられません。

そしてこの一群の建物から、「論語の道」という名前の小道を通り、少し離れた所にある黄葉亭へ。

基礎の石、柱、壁、屋根という建築を構成する要素が、同じグレーの色合いに

落ち着いて同化して来ているのに、惹かれます。

 

それほど長い滞在では無かったのですが、ジワジワと考えさせれる名建築でした。

そして、孔子の思想に触れ、My論語帳を購入し日々勉強。