志賀直哉旧居

2017.04.04

2017-04-04

3月末に大工さんの工事が終わり、本日より仕上げの塗装、左官工事。

まだ、仕上がっていない状態なのに、丁寧な仕事が伝わって来ます。

各部分の色を決定して、お昼前に打ち合わせが終了。

 

お昼休みということにして、高畑の志賀直哉旧居へ散歩。

志賀直哉、自ら設計した建物、ただ茶室に関しては大工さんが茶席を作りたいと

いうことで、喜んで作った部屋のようです。

そのせいか、茶室周りに大工さんの異常な美意識を感じられます。

 

「とにかく、奈良は美しい所だ。自然が美しく、残っている建築も美しい。

そして二つが互いに溶け合っている点は他に比を見ないと言って差し支えない。

今の奈良は昔の都の一部分に過ぎないが、名画の残欠が美しいように美しい。」

(志賀直哉 「奈良」より)

 

志賀直哉先生がそのように仰るので、さらに昼休みを延長して、

新薬師寺へも行ってしまいました。

ほんとうに美しい