2017-03-10
建築家として知られるマルセル・ブロイヤーの家具を集めた展覧会。
家具では、スチールパイプを構造に用いたワシリーチェアが有名です。
ワシリーチェアの初期のものは、現在のビス留めで無く、溶接で作られて
いて、手間が掛かっていたとは思いますが惹かれます。
量産化を経て現在にも残っているのですが、量産化することによって
少し面白さが欠けたのかと思ってしまいました。
その後の、ニューヨークに渡ってからの住宅も展示されていましたが、
プランがとても美しく、さらに家具と建築がうまく融合している素晴らしい
建築家だと改めて考えさせられました。
また東京国立美術館、見所たくさんでお目当てのブロイヤーの家具展に行く
までに若干お腹一杯になっておりました。
写真は、ちょうどブロイヤーがワシリーチェアをデザインした頃の絵画。
ハンス・リヒター「色のオーケストレーション」 1923年。