クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)

2022
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)
クルックフィールズ 「cocoon」 (新築)

Note

「cocoon」は、すり鉢状のKURKKU FIELDSの敷地の高台に位置します。繭の形をした6棟の小さい客室と1棟の少し大きい客室、共同キッチン、レストラン、サウナの小屋が点在し、宿泊する人をゆるやかにつないでいきます。
「COCOON」の建築は、皆川氏のデザイン・コンセプトをもとに、京都を拠点に活動する建築・家具の設計・制作ユニットikken(イッケン)の吉田隆人氏が担当。持続可能な環境と暮らし方の共存を理念とするKURKKU FIELDSの考えにつながるよう、最小限の空間において必要充分なスペースにすることをテーマにKURKKU FIELDSでの体験や周辺の要素を心地よく取り入れ、コンパクトでありながらも豊かな空間を提案します。インテリアもまた、皆川氏のディレクションによりikkenが制作したオリジナル家具をはじめ、皆川氏のセレクトやminä perhonenのデザインによる器やオブジェ、照明などが取り入れられ、穏やかに心落ち着く空間となります。また、建物周辺には、今後果樹や土地にあった樹木が植えられ、屋上にも植栽が施されていく予定です。
「COCOON」の目指す“能動的な宿泊体験”の核となる食では、新たに2つの施設が生まれます。ひとつは、宿泊する人たちが、農場の野菜を収穫したり、他の食材を用いて、自分たちでも料理をすることができる「共同キッチン」。もうひとつは、昼はスイーツや軽食を食べられるオープンカフェ、夜は「サステナブルな食とそのおいしさ」を大切にしたカウンターで食べるレストラン、という2つの表情を持つ「カフェ&レストラン」。また、食コンテンツのアドバイザーとして料理人・原川慎一郎氏等が参加し、有機農業、種、生き物たちなど命の繋がりを学び体験できるような料理イベントなども企画していく予定です。

https://kurkkufields.jp/stay/cocoon/
(クルックフィールズのHPより)

総合プロデューサーの小林武史さんより声を掛けて頂き、mina perhonen皆川さん・田中さん、SOLSO FARMの齊藤さん・鈴木さん、クルックフィールズの皆さんと進めてきたプロジェクト。

ホテルのプロトタイプ2棟を担当してくれたヤマサキ建築事務所の山﨑さん、野上棟梁、藤本棟梁、宮崎さん、いつも京都にて一緒に仕事をしている大工・職人の方々には工法、納まりなど共に検討してもらい、木更津の現場にて住友林業の職人さんに伝えてもらいました。住友林業の近所長、竹内監督、設備の平野さんはじめ、大工、職人の方々の熱意ある仕事のお陰で、細部まで納得のいく建築に仕上がったと思っています。スケールの大きな敷地の中で、ランドスケープを引き込み、皆川さんと共に建築、家具と一体感のあるデザインができたことが我々にとっては大きな成果となりました。
家具に関しては、山中清雄、大西仁、山口健太郎の3本柱に加え、isDesign岡田さん、オーダーワークス松元さんと関西から続々と家具を運び込みました。
建築設計は私と共に、設計全体の統括とカフェ・レストランを担当した的場真己、ホテル、サウナ、外構担当の久保田奈津紀、共同キッチンは外部スタッフとして須田牧子・鈴木桃子に参加してもらっています。
ホテルの一部屋(和室)は、和紙職人のハタノワタルさん、オリジナルタイルは信楽のNOTA&designさん。




Spec

総合プロデュース:小林武史氏
総合ディレクション:皆川明氏
建築設計、家具デザイン:吉田隆人
植栽:SOLSO FARM
食アドバイザー:原川慎一郎氏

施工:住友林業株式会社 建築事業部
構造設計:柳室純構造設計
設備設計:住友林業株式会社 建築事業部
照明計画:ニューライトポタリー
暖炉,ストーブ工事:憩暖