大西仁

大西仁

Hitoshi Onishi

INEATE furniture イニーテファニチャー代表
家具職人

1977年  京都市生まれ  身長1730㎜ (一間は無い)
二人兄弟の次男として大人しい子に育つ。

とにかく小さい頃から、何か作ったりする事が好きでした。
家には鉋や鋸、鑿などが普通に置いてありました。
小学5年の時、自宅で鑿を使い木彫りの船を床に座って作っていました。手を切らないように気を付けていたら、足を切ってしまい病院に運ばれた事もありました。

自営業をしていた父親の影響で漠然と大人になったら自分で何か商売をするものだと思っていました。

高校卒業後は、特にやりたい事もなかったので父親の知り合いの木工所に就職。家具の世界に入る事になりましたが、まさかずっと続けるとは思ってもいませんでした。
そこの木工所では、5年程勤めて、丁寧は当たり前、早く丁寧に作る事を学び、今でもそれを目指しています。

その後はいくつかの木工所に就職したり、他の仕事をやってみたり、将来を模索していました。中でも一番迷っていた事が、家具の仕事を続けるか、違う仕事を探すかでした。

その頃に、後に師事するUNOH家具工房の宇納正幸氏に出会い、その迷いが無くなる言葉を言って頂きました。
『続いてるって事はやれるって事』
何かスッと自分の中に入って来たのを覚えています。
それ以来、家具製作に一層取り組みました。

2009年、INEATE furnitureを設立
知り合いの工房の下請けや工務店の仕事、展示会での販売など、色々な方と仕事をする中で自分と感覚の近い方と密に仕事をしてみたいという思いが沸いて来ていました。

2013年、独立目前の吉田隆人に出会いました。
椅子や置き家具のデザインをしたり、職人に対するリスペクトが感じられる初めての建築士でした。
以後、デザインは吉田隆人、製作は大西仁といった役割でikken設計室の家具を作り上げています。