Yusuke Miyazaki
家具職人
1990年 滋賀県生まれ
2012年 京都芸術大学 環境デザイン学科卒業
特技は阿波踊り。
幼い頃は、毎日自然の中へ遊びを見つけに出かけ、動物に触れることや人と関わることが好きな少年でした。
中高生の頃からサブカルチャーにのめり込み、聴いたことのないもの、見たことのないものを探すことに夢中でした。大学では建築学科に入学し、図面と模型に向き合う日々を過ごす中で、ひとつの思いが湧いてきました。
「描いたものを作るところまで完結させてみたい。」
この思いが家具づくりを志すきっかけとなり、大学卒業後、岐阜県高山市の職業訓練校の木工科に入学。
木工漬けの日々は忘れがたく満ち足りた時間でした。木工を学ぶにつれて椅子の魅力と奥深さに惹かれ、木製椅子を得意とする徳島県の宮崎椅子製作所に就職。木取り、曲木、組立て、木地加工を経験し製品開発に携わりました。
メーカーならではの先端機械を駆使して家具作りに邁進する一方で、改めて自分自身の家具やものづくりについて考える時間も増えていきました。家具が納まる建築への意識がより強まり、二級建築士の資格を取得。
家具と建築のつながりの中で出来る仕事を探す中で人伝てにikkenを知りました。自分の理想とする環境が広がっていると確信し、すぐに吉田さんにアポイントメントを取りました。当時、設計職を志望していましたが、監督業を先に経験した方がいいという吉田さんのアドバイスで、ヤマサキ建築事務所の元で現場経験を積ませてもらいました。建築に関わる中で自分の領域が広がる実感と共に家具への思いもより一層深まっていきました。
そして現場を通してikkenの仕事を見させてもらう中、自分のルーツである置き家具を製作されている大西仁さんの仕上がりと精度に感銘を受け、師事させてもらうことを願い出ました。2023年6月よりikken家具チームのアシスタントとして製作に携わっています。
今までの経験が集約したような濃密な時間を過ごしています。気持ちの良い家具づくりにつながるよう日々研鑽を積んで参ります。