久保田奈津紀

久保田奈津紀

Natsuki Kubota

ikken設計室 スタッフ
一級建築士 

1990年 三重県四日市市生まれ。
2013年 京都女子大学家政学部生活造形学科卒業。

田畑に囲まれ、鈴鹿山脈の山並みが遠くに見渡せる場所で、
大工だった祖父が建てた木造2階建ての家に育ちました。
その影響もあり、物心ついた頃から大工の手仕事や
そこからつくりだされる空間に漠然とした憧れと興味があったように思います。

大学で建築を勉強していく中でも、斬新さが目を引く建築ではなく
人がありのままに暮らす、生活の場としての “住まい” をつくっていきたいと再認識し、
卒業後は住宅設計の道を志しました。
多くの実務経験を積みたいと思い、地元の工務店(ハウスビルダー)の設計部に就職。
年間70棟前後のプロジェクトを通して、3年間住宅設計の基礎を学びました。

その後、京都のローバー都市建築事務所に入所。
住宅以外にも宿泊施設や店舗、町家の改修の設計も担当しました。
基本設計から竣工まで自ら一貫してクライアントと向き合いながら設計ができることに
嬉しさとやりがいを感じる日々でした。
プロジェクトを重ねていく中で
改めて住宅設計は大工や職人の手仕事あってこそのものだということを痛感しました。

ikken設計室の “大工や職人と近い距離感で設計に取り組む姿勢” に共感し、
2020年に参加しました。

住宅設計と自身の暮らしは同一線上にあると考えていて、
日常の中の気づきを大切に設計をしていきたいと思っています。